コロナ対策!北里大学の研究グループが消毒効果が期待できる市販製品を発表!
北里大学の大村智記念研究所で、新型コロナウイルスに効果的な市販製品の評価結果が発表されました!
非常に信頼できる研究結果だと思いますので、是非対策にご活用下さい!
北里大学大村智記念研究所
大村智記念研究所は、生命科学領域の基礎研究・応用研究と高度専門教育に取り組み、各種重要疾病の原因・予防・治療法に関する研究と教育を通じ、学術研究の発展と人類の健康増進に貢献している研究所です。
大村智さんとは、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞された方です。
有名どころで言うと2012年山中伸弥さんがiPS細胞で同賞を受賞されています。(現在もテレビに出演されていますよね)
そんなすごい人の名前が付いた研究所のウイルス感染制御学研究室Ⅰの片山和彦教授らの研究グループで、市場に流通している医薬部外品・雑貨のうち、主にエタノール、界面活性剤成分を含有し、新型コロナウイルスの消毒効果が期待できる市販製品を対象にした研究結果が発表されました。
つまり、市販製品の中で新型コロナウイルスに効果的なものがどれなのかを探してくれたわけです!
実際世の中には『除菌』という名のものは多いですが、アルコール濃度によっては効果が無かったりするものもあります。
今回の研究結果は、そのあたりが明確になっているので、とても参考になるんじゃないかと思います。
不活化とは
今回発表されたのは、新型コロナウイルス不活化効果を有する可能性について、試験管内でのウイルス不活化評価を実施したものです。
不活化とは、微生物などの病原体を熱・紫外線・薬剤などで死滅させ、感染性を失わせることをいいます。
市販の医薬部外品及び雑貨については、十分な供給体制を確保可能なことからこの研究に意味があるとして実施されました。
市販製品の選定は本研究結果の公開に異議を唱えないことを前提として、国内複数企業へ製品サンプルの提供を要請し、同意が得られた企業の製品を使用したようです。
ではさっそく市販製品をご紹介していきます!
コロナ不活化効果のある製品名
各製品サンプルについては、製品のパッケージ裏面に書かれている使い方を参考にし、希釈が必要な場合には水道水を用いています。
手指の洗浄、拭き取り洗浄
- かんたんマイペット(原液)
- クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート 香りが残らないタイプ(絞り液)
- クイックルワイパー 立体吸着ウエットシートストロング(絞り液)
- クイックルJoanシート(絞り液)
- クイックルJoan除菌スプレー(原液)
- 食卓クイックルスプレー(原液)
- セイフキープ(絞り液)
- トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー ミントの香り(原液)
- ハンドスキッシュEX(原液)
- ビオレガード薬用泡ハンドソープ(原液)
- ビオレu薬用泡ハンドソープ(3倍希釈)
- ビオレガード薬用手指消毒スプレー(原液)
- ビオレガード薬用ジェルハンドソープ(3倍希釈)
- ビオレu手指の消毒液(原液)
- リセッシュ除菌EXプロテクトガード(原液)
上記製品は接触時間を1分とした場合に不活化効果が得られました。
かんたんマイペットやクイックルワイパー 系は、掃除用具という印象が強いことから、現在でもドラッグストアやスーパーで容易に手に入れることができます。(2020年4月25日現在)
特にかんたんマイペットは手がよく触れる場所の掃除にもばっちりなので、常備しておいてもいいと思います。
洗濯、器具の洗浄
- アタック高浸透リセットパワー(3.5g/L)
- アタックZERO(3000倍希釈液)
- クリーンキーパー(100倍希釈)
- ワイドハイターEXパワー液体(100倍希釈液)
- ワイドハイターEXパワー粉末(5.0g/L)
- ワイドマジックリン(10g/L)
上記製品は接触時間を10分とした場合に不活化効果が得られました。
コロナ不活化効果が得られなかった商品も・・・
洗濯、器具の不活化効果が得られた製品に非常に似た名前で、且ついかにも効果がありそうな製品名でも、不活化効果が得られなかったものがあります。
- アタック抗菌EXスーパークリアジェル(1200倍希釈液)
こちらは今回の研究結果では不活化効果が得られませんでした。
コロナ対策に有効なエタノールの濃度
アルコール消毒も、濃度によって効果の有無があるそうで、この研究結果が発表される前に私が聞いていたのは、エタノール濃度70%以上じゃないと新型コロナウイルスには効果がないというものでした。
では、実際の結果をご紹介します。
10%、30%、50%、70%、90%のエタノールでのコロナ不活化効果
接触時間が1分でも10分でも結果は変わらず。
不活化効果があったのは、50%、70%、90%エタノールでした。
エタノールは50%以上の濃度であれば、接触時間1分で十分なウイルス不活性化が可能なようです。
我が家のコロナ対策
では、ここからは個人的なお話。
我が家のコロナ対策について書いていきます。
実際に品薄だったりするものや、値段の高いもの、手に入れるのに苦労するもの・・・そのあたりも含めた情報です。
アタックZERO
北里大学の研究結果が出て、すぐ買いましたよ、アタックZERO。
今はまだ外出自粛で仕事もテレワークだったりなので活用機会はありませんが、出社するようになったらコイツの出番です。
花粉症もそうですが、外から持ち込むのが一番怖いですからね。
こちらの商品はまだ普通に販売されていますが、もともと価格が高めで、サイズにも寄りますが1000円以上します。
リセッシュ除菌EXプロテクトガード
これも大学の研究結果が出てすぐ買いに行きましたよ、リセッシュ除菌EXプロテクトガード。
そして間違ったの買ってますよ!
大学の研究結果では、リセッシュ除菌EXプロテクトガードが効果ありなんですが、色々調べましたがその商品はどこのネットショップでも取り扱いがないんです・・・
正しいものを買ってきてもらったと思ったんですが、なんか違うやつでした。(今気づきました)
成分を見ると、リセッシュ除菌EXプロテクトガードと同じではあるんですが、割合とか違うんでしょうし・・・消臭って書いてるけど、除菌とも書いてあるし・・・気休めとして使おうと思います。
製品のリンクが確認出来たらまたアップしていきたいと思います。
食卓クイックルスプレー
この商品は我が家ではお馴染み、食卓クイックルスプレー。
研究結果が出るより前にたまたま売ってたので購入しました。(現在は品薄です)
我が家はネコさんがいますので、食事をするときは必ずこれをシュッとテーブルにスプレーしています。
詰め替え用しか売っていませんでしたが、容器は100円ショップで買ってもいいでしょうから、とりあえず見つけたら買った方がいいかと思います。
ネットショップだとかなり価格が高騰してるみたいですね・・・
クイックルワイパー立体吸着ウエットシート 香りが残らないタイプ
こちらも研究結果が出る前に掃除用として備蓄していた、クイックルワイパー立体吸着ウエットシート 香りが残らないタイプです。
仕事柄、遅くに帰宅する事も多いので、掃除機かけられないとき用に購入しておいたものです。
割と普通に売っていますので、この機会に買っておいてもいいかもしれませんね。
ただし大量に買いすぎると、乾燥して使い物にならなくなってしまう事もあるかもしれませんので、注意が必要です。
我が家のコロナ対策その2
今回の研究結果にない、我が家で使っている製品のご紹介です。
フマキラー キッチン用アルコール除菌スプレー
フマキラーのキッチン用アルコール除菌スプレー、この商品もコロナ騒動の前から使用していた我が家の必需品。
今ではどこも品薄です。
この商品、アルコール濃度は49%なので、今回の研究結果からするとギリギリアウトな感じなのかもしれませんが、新型コロナウイルスと類似するネコ腸コロナウイルスへのウイルス不活化試験で、効果を確認できた製品です。
まぁ、厳密には類似ウイルスなので、違うと言えば違うのかもしれませんが、ないよりはあった方が断然いいはず!
発表の影響もあってか、ネットでも価格が高騰しています。
ハンドジェル アルコール洗浄タイプ 日本製 500ml
ハンドジェル アルコール洗浄タイプです。
こちらの商品は関西に住む友人が送ってくれました。
この商品、日本製と中国製とがあって、中国製の方がお安いです。
私がいただいたのは日本製。
頂いておいてアレなんですが、『洗浄タイプ』って書いてある下に、『※清涼感・溶剤として』という注意書きがあって、除菌はしてくれないのかも・・・と不安になっていたものです。
色々調べた結果、ヒロ・コーポレーションという会社が作っているようで、アルコール濃度が56~59%とのこと。
今回の研究結果では、50%以上の濃度があれば不活化効果があるとのことなので、この商品は有効であると言えるでしょう!
ただし、メーカーページでは『※この商品は「新型コロナウイルスに効果がある」という表示は行っておりません』ということなので、あくまで研究結果と私の個人的な意見での発言であることをお忘れなく。。
一切の責任は負いませんので、ご了承下さい。
コロナ対策グッズについてまとめ
今回の北里大学の研究グループの結果は、非常に有効なものだったのではないでしょうか?
新型コロナウイルスの汚染が懸念される手指や硬質表面の洗浄の他、日常使用する衣類やリネン類の洗浄などに活用が期待できます。
すべてのメーカー製品の検査が出来ればいいのでしょうが、そこはメーカー側の都合もあるため難しいところです。
が、エタノールの有効濃度が分かったのはかなり大きな収穫だと言えると思います。
これまで70%以上の濃度がないと・・・なんて言われていたものが、実は50%でも大丈夫!となると、かなり敷居が下がるのではないでしょうか?
いつまで続くか分からない新型コロナウイルスの脅威ですが、普段使っているものの中でも有効なものもあるはずですので、焦らずに落ち着いて対処していきたいものですね。
【在学生・教職員】新型コロナウイルス感染症の対応について(2020年4月21日19時更新) |北里大学
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