JALプレミアムエコノミー搭乗レポート
JGC修行の一環でシンガポールに行く際、FOPを効率よく稼ぐために、プレミアムエコノミークラスに搭乗してきました!
プレミアムエコノミーとは?
そもそもプレミアムエコノミーとはなんなのか?
飛行機の中で一番多いシートがエコノミークラスであるわけですが、そのエコノミークラスよりちょっと上質なシートがプレミアムエコノミーです。
では、エコノミークラスとどの程度の差があるのか見て行きましょう。
ゆったりシート
プレミアムエコノミーもエコノミーも、飛行機によって使っているシートが異なる為、代表的なもので比較していきたいと思います。
プレミアムエコノミー | エコノミー | |
---|---|---|
座席数 | 40席 | 175席 |
シート幅(アームレスト間) | 約48cm ※一部座席を除く | 約45cm ※一部座席を除く |
前後間隔(ピッチ) | 約107cm ※一部座席を除く | 約84cm〜約86cm ※一部座席を除く |
個人モニターサイズ | 12.1インチ ※最前列は8.9インチ | 10.6 ※最前列は8.9インチ |
プレミアムエコノミーはエコノミーと比べても足回りが20cm以上ゆとりがあります。
これが一番大きな差ではないかなぁと個人的には思います。
エコノミーだと、シートはあまり倒れませんが、前の人がシートを倒すと身動きとれません。
しかしプレミアムエコノミーは前の人がシートを倒しても、座席が倒れることがなく一定の空間を保つことができます。
レッグレストとフットレストが付いているのも、プレミアムエコノミーならではです。
モニターはちょっと大きめ
エコノミークラスと比べてちょっと大きめのモニターが付いています。
が、正直、並べて比べてみないとわからないかもしれません。
最前列だとひじ掛けにモニターが収納されているので、エコノミーの最前列モニターと大きさは同じで小さい設計になります。
詳しい説明はシートに備え付けの説明書にも記載があります。
機能性・プライバシー性に配慮
搭乗時、初期状態の写真です。
なんとなく雑然としていますが、座席間にセンターディバイダー(仕切り)が付いています。
これだけで結構プライバシーって保護されるもんだと思います。
起き上がって覗き込まない限り、寝顔を見られる心配はありません。
また、読書灯も手元で操作できる独立タイプ。
エコノミーにも読書灯はあったと思いますが、天井に付いているので、利用する機会もあまりなかったような気がします。
足元にはコンセント、ディスプレイ下にはUSBポートもあるので、充電には困りません。
アメニティがリッチ
雑然としていた座席には充実のアメニティが用意されています。
- 枕・ブランケット
- 歯ブラシセット
- 耳栓
- アイマスク
- モイスチャーマスク
- スリッパ・靴ベラ
- ヘッドフォン
枕・ブランケット
もしかしたら枕・ブランケットは、エコノミーでも常備されていたかもしれません。
が、枕のサイズはプレミアムエコノミーの方が大きかった気がします。
ブランケットも袋に入ったものが置いてあったんですが、エコノミーはどうだったか、記憶が定かではありません。
歯ブラシセット・耳栓・アイマスク・モイスチャーマスク
この一式は袋に入って1つにまとめられています。
歯ブラシ・アイマスク・耳栓は、エコノミーでもCAさんに申し出ればもらうことが出来ますが、数に限りがあるそうです。
プレミアムエコノミーの場合は最初から座席に準備されています。
乾燥する機内で、モイスチャーマスクがあるのは結構嬉しい。
要は風邪ひいた時に使うマスクなんですが、喉がカラカラにならない様に、マスクにポケットが付いていて、そこにしっとりした何かを入れる、某製薬会社が商品化している濡れマスクが入っているんです。
スリッパ・靴ベラ
以前はエコノミーでも使い捨てスリッパを提供していたんですが、今はなくなったそうです。
プレミアムエコノミーでは、その使い捨てスリッパよりも上質な、フワフワのスリッパと、靴の脱ぎ履きに便利な靴ベラがセットで常備されています。
使い捨てスリッパっていうと、紙でできたような、健康診断とかで使い捨てるような感じの白いものを想像するんですが、JALのプレミアムエコノミーではこんなちゃんとしたスリッパが常備されているんです。
正直、機内で使って捨てていくのがもったいないくらい・・・
実際シンガポールのホテルでは、スリッパと歯ブラシがないホテルだったので、かなり重宝しました。
ヘッドフォン
エコノミーでもヘッドフォンはありますが、使い捨てのようなものだったと思います。
プレミアムエコノミーではノイズキャンセラー付きのしっかりしたヘッドフォンでした。
なんちゃってノイズキャンセラーではありません。
きちんとノイズは消えました。
耳にもフィットするし、とてもいい感じです。
プレミアムエコノミーの機内食&機内サービス
プレミアムエコノミーのシートの広さやアメニティなど、エコノミーとの違いをお分かりいただけたところで、結構気になるのが機内食&機内サービスです。
機内食と機内サービスって、別物なんです。
機内食は機内で出るご飯のこと。
機内サービスはそれ以外にCAさんから受けるサービスのことです。
結論から言うと、プレミアムエコノミーの機内食はエコノミーと同じです。
まぁ、ちょっとガッカリするのは否めないですよね。
ですが、機内サービスはエコノミーとは違って、ちょっとプレミアムです!
と、その前に、せっかくなので機内食もご紹介。
機内食
機内食は2種類から選ぶことができます。
「若き料理人たちによる機内食」と銘打って、こんな感じのものが提供されます。
今回はネギ塩鶏の三食丼か、彩り野菜のドライカレーでした。
三食丼は開けるとこんな感じ。
サラダもちょうどいいサイズ。
テトラポット型のビニールの入れ物にドレッシングが入ってます。
おかず三品もなかなか凝ってて美味しい!
ちなみに同じ時期に二度シンガポールに行ったんですが、別日程の時には彩り野菜のドライカレーを注文。
これがまたすごくおいしいの!
辛すぎることもなく、ぺろっと全部食べ切りました!
ハーゲンダッツも付いてきます。
特別食
実は今まで知らなかったんですが、JALって特別食あるんですよね。
アレルギー対応食や、子供向けメニュー、消化によいお食事や宗教にかかわる要望のある方向けの食事など、色々とあるんです。
特別食は事前予約が必要なので、ツアーで申し込んだりした場合などは対応ができません。
ということで、事前予約で消化によいお食事を頼んでみました。
特別食を予約すると、CAさんから食事提供前に確認され、一般の食事より先に提供されます。
胃腸疾患のある方のための、胃腸に優しく消化のしやすいお食事です。
味の濃い料理や揚げ物、黒胡椒やチリパウダー、カフェインといった刺激の強い食品は使用しておりません。
ちなみにメニュー内容は当日開けてみないとわかりません。
シンガポールは機内食が2回出るんですが、朝食にあたるメニューを特別食にしています。
別の日程では低カロリーミールを予約してみました。
こちらは1食当たり400kcalらしい。
この特別食のサービスはプレミアムエコノミーだから受けられるわけではなく、エコノミーでもビジネスでも受けることができます。
プレミアムエコノミーの機内サービス
代表的な機内サービスと言えば、ドリンクです。
離陸して一番最初に提供されるサービスですよね。
実は、プレミアムエコノミーでしか出ない飲み物があるんです。
と言っても、3種類だけなんですが。
プレミアムエコノミー限定のドリンクは、シャンパン、焼酎、ペリエです。
と、せっかくなのでシャンパンをお願いしてみたら、瓶ごと出てきました(笑)
小瓶ではあるんですが、結構しんどいです。
ちなみに、コーヒーを頼むと、こんな耳かきみたいなマドラーが付いてきます。
これ、エコノミーではもっとしょぼかった気がしたけど気のせいかなぁ。
うどんですかい
プレミアムエコノミーに搭乗したら是非食べて頂きたい、間食サービスにカップ麺の『うどんですかい』があります。
こちらはエコノミーでは提供されていません。
希望の人しか食べる事ができないので、食後にCAさんに申し出る必要があります。
熱湯を入れた状態で持ってきてくれます。
具が結構しっかり入っています。
お出汁が効いてて、すごくほっとします。
ちなみに、空港でもネット販売でも購入することができます。
うどんのほかに、そば・ちゃんぽん・ラーメンもありますが、機内サービスとして提供されるのはうどんのみ。
プレミアムエコノミーの特典
実はプレミアムエコノミーは座席が広かったりサービスがちょっと良かったりだけじゃないんです!
専用チェックインカウンター
プレミアムエコノミー専用のチェックインカウンターを利用することができます。
プレミアムエコノミーはエコノミーに比べ、座席数が4分の1程度なので、専用のチェックインカウンターがあるだけで、混雑時もスムーズなチェックインが可能です。
しかも、プレミアムエコノミー専用のチェックインカウンターがない場合は、ビジネスクラスカウンターを利用することができます。
プライオリティバッゲージサービス
ファーストクラス、ビジネスクラスに次いで預けた荷物の引き渡しがされます。
ちょっと早いだけですが、それでも嬉しいですよね。
サクララウンジの利用
もう、これ目当てでプレミアムエコノミーにしてもいいくらい!
JALのサクララウンジが利用できるんです!
サクララウンジの詳細については、以前記事にしているので是非読んでみて下さい。
実はこのサクララウンジでカレーを食べすぎてお腹いっぱいっていう・・・
FOP換算率がいい
JGC修行するなら効率よくFOPを稼げるのがアジア圏で且つプレミアムエコノミーです。
アジア圏はFOP換算率が1.5倍です。
そしてプレミアムエコノミーの場合、フライトマイルが100%つくんです!
フライトマイル100%ということは、その数字にFOP換算率1.5が掛けらるので、5,368FOPです!
一方エコノミーの場合は、購入する航空券のクラスによるため、フライトマイルが30%~70%しか付きませんので、一番少ないと1,490FOPなのです。
ちなみに、シンガポール片道だとエコノミーとプレミアムエコノミーの金額差は34,000円、プレミアムエコノミーとビジネスクラスの差は44,000円。
つまり、エコノミーとビジネスクラスの差は78,000円です。
時期にもよるでしょうが金額を含めて考えても、プレミアムエコノミーが断然修行に向いてるんです。
プレミアムエコノミーのまとめ
いかがでしたでしょうか?
プレミアムエコノミーは機内食こそエコノミーと同じですが、座席が広くゆったり過ごせること、サクララウンジが利用できること、この2点が大きなポイントになるのかなと思います。
ビジネスクラスは手が出ないけど、プレミアムエコノミーなら・・・という方もいるかもしれません。
長距離のフライトで、ちょっと上質なサービスを受けるなら、プレミアムエコノミーはお勧めです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません